整体の効果を持続させるメンテナンス
整体を受けてカラダが良い方向へ向かおうという時にやっておくとよいセルフメンテナンス方法を解説します。すべてを完璧に行う必要はありませんから、自分のやりやすいところからやってみてはいかがでしょうか。
運動
運動
ウォーキングや体操などからでいいので適度な運動をすることは痛みの予防や自律神経のバランスを整えることに効果的です。血液の循環が促進されるのはもちろん、ストレス解消や体の動きに意識を向けることでカラダがより整います。 ※動作で痛みが強い場合、外にどうしても出られない場合は無理なく動けるまで待ちましょう
ストレッチ
ウォーキングと同様、夜寝る前のストレッチはカラダがほぐれると同時に体に意識が向くので余計なことを考えづらいため自律神経を整えるセルフメンテナンスに有効です。
動きとカラダに意識する
体の動きと痛み、体の動きと心は関係性がとても深いです。ゆっくりとした動きは速い動きに比べて筋肉をより使います。ですから痛みが起こらないか頭で考えて怖くてゆっくり動くことは余計に筋肉への負担になることが多いです。自分のカラダの現状とうまく向き合い把握することが大切です。周りに心身ともに健康な人がいればその人の姿勢や動きをまねてみることもよいでしょう。心の状態はカラダに反映されますし、カラダの動きは心に反映されます。形から入ることも案外大切です。
生活習慣(食事・睡眠)
食事や睡眠などの生活習慣もカラダを整えるうえで重要です。
食事
まず、食事は「量」に注意しましょう。現代はおいしくてついつい食べ過ぎてしまう食べ物であふれています。体の中に取り入れた栄養を処理、排泄するのも体の仕事です。多くの人が陥っている食べ過ぎでは内臓への負担がかかり、血行は悪くなってしまいます。 食事というのはカラダが必要としている「要求」と心のままに食べたいという「欲求」から行っています。欲のままに食べ過ぎていないか考えてみて、本当に身体が欲しているだけの量を食べているのか、そこに気が付くことが大切です。
睡眠
睡眠に関しては6~7時間とるといい場合が多いですが、人によって必要な睡眠時間は前後しますし、無理に「〇時間寝ないといけない」という考えになることで睡眠の質が低下します。睡眠は眠たくなったタイミングを見逃さないようにして取るのが良いでしょう。
リラックス
自律神経の整体をうけはじめて、ご自身でもリラックスする時間を取っていただくことは効果を持続させるためにやると良いです。
セロトニンの分泌を促す
自律神経の振れ幅を安定させるのに「セロトニン」というホルモンが十分に出てくれるセルフケアをすると良いです。セロトニンを分泌させるには3つのポイントがあります。1つめは、トリプトファンという栄養素を意識してとることです。トリプトファンはセロトニンの材料になります。豆腐、納豆、みそ、しょうゆなどの大豆製品や、チーズ、牛乳、ヨーグルトなどの乳製品、米などの穀類にも含まれます。比較的取りやすいものなどで毎日の食生活に取り入れると良いでしょう。2つめは日光ですセロトニンは日光に当たることで合成されます。特に起床直後に15~30分ほど日光と接するといいでしょう。起きてすぐカーテンを開けましょう。3つめは運動です、もっと言えばウォーキングなどの一定のリズムでできる運動です。ですから、朝起きてすぐに外にウォーキングに行くことはセロトニン分泌に超有効という事です。
瞑想・没頭
ストレスを軽減させるためには余計なことを考える時間を減らすと良いです。人は放っておくと余計なこと、同じことを考え続けてしまいます。アイデアを出すときなどはいいですが、四六時中、いろいろなことを頭で考えていると自律神経は交感神経優位になりストレスを抱えやすくなります。できるだけ一つのことに没頭できるようにトレーニングできると良いです。できるなら一日10分からでもいいので、なにもせずにただ座って呼吸に集中する瞑想をするとトレーニングになります。なにもしない考えないと思って座ってみると、自分がどれだけ余計なことを考えていたかに気付かされます。長い時間やる、続けてやることは初めは大変ですが、向いている人は効果が出やすいのでお勧めです。
人とのつながりをもつ
人とのつながり
毎日人とのつながりを持つことで社会とのつながりを感じることができます。社会とのつながりを感じることは自律神経やカラダにとって実はとても大切なことです。いろいろな人と話したりかかわりを持つことを大切にしましょう。
自分の考えを正確に把握する
リラックスの項目でも書きましたが、自分の考えていることを正確に把握することは大事なことで、人と話すことで自分の考えや思っていることをアウトプットすると理解しやすいです。ただ、毎日人とおしゃべりできると良いのですが、なかなかそういうわけにいかないかと思います。そういうときは、ノートに書きだすといいです。きれいに書こうと思ってはいけません。頭に思いついたことをノートに続けて書き出していくのです。
欲望のまま過剰になるのを防ぐ
カラダと心の健康のためには、「過剰」をやめることが大切です。「欲望のままに食べ過ぎる」「夜更かししすぎる」「考えすぎる」「相手に求めすぎる」など油断すると欲望のままにやりすぎてしまうことがとても多いです。自律神経と循環を改善する整体をうけたあとにはより効果が持続。より効果が高まるために意識してみてください。