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めまいの多様な種類と西洋医学的な分類

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めまいという症状は、初めて経験すると驚くことが多いです。しかし、その背後には様々な要因や種類が隠れています。西洋医学的な見方では、以下のような分類があります。

  • 回転性めまい:目の前がグルグル回転しているかのような感覚が伴い、まるで周りの景色が動いているように感じる。

  • 浮遊性めまい:まるで空中を浮いているかのような不安定な感覚が伴い、地面がゆらゆらしているように感じることがある。ふわふわする感覚という表現もある。

  • 動揺性めまい(たちくらみ):急に立ち上がった時や座っていた後に立ち上がる際に一瞬感じる不安定な感じやふらつき。気を失いそうな怖さ。

自律神経とめまいの深い関係性

自律神経は我々の身体機能や精神状態と非常に深く関連しています。この自律神経が不調となると、多くの身体的、精神的な症状が引き起こされます。めまいもその一つであり、自律神経の乱れが影響している場合が非常に多いとされています。

東洋医学におけるめまいの独自の分類法

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東洋医学、特に中国の伝統的な中医学の視点からは、めまいの原因や症状、背後にある体質の違いを基に独自の分類方法が提案されています。この独自の分類をもとに、めまいの原因や治療法を知ることができます。

① 肝火上炎(かんかじょうえん)体質

特徴:この体質の人は精神的ストレスを感じやすく、感情が高ぶりやすい傾向があります。せっかちで短気、頭痛や顔の赤み、さらには耳鳴りや情緒の変化で悪化することが多いとされています。

漢方:竜胆瀉肝湯、加味逍遙散

ツボ:行間、風池

食材:ミントやジャスミン、さらには緑茶やセロリ、紫蘇、そしてクチナシの実などがおすすめされています。

② 気血両虚(きけつりょうきょ)体質

特徴:身体の基盤となるエネルギー、気や血が不足しているため、疲れやすく、めまいや目の疲れ、食欲の減退などの症状が見られます。

漢方:十全大補湯、補中益気湯

ツボ:足三里、気海

食材:栄養価の高い豆腐や卵、さらにはいんげん豆や山芋、人参、そしてほうれん草などが推奨されています。

③ 腎虚(じんきょ)体質

特徴:加齢や病後の弱った体質が原因で、記憶の衰え、耳鳴り、腰の痛み、頻繁に夜中に目を覚ましてしまうなどの症状が表れます。特に夜になると症状が悪化することが多く、身体の冷えも腎虚の症状の一つとされています。

漢方:六味地黄丸、八味地黄丸を主として使用し、腎の機能を補うことを目的としています。

ツボ:腎兪、太渓、そして関元は腎虚の症状を改善するための主要なツボとされています。

食材:腎を補う食材としては、黒豆、黒きくらげ、黒ごまの他、山芋、卵、くるみ、アーモンドなどの食材が効果的です。特に、黒い食材は腎を補う働きがあると伝えられており、日常の食事に取り入れることを推奨されています。

④ 痰湿(たんしつ)体質

特徴:身体の内部に痰や湿気が溜まることで、重だるさ、めまい、食欲の減少や胸の圧迫感、特に湿度の高い日や雨の日に症状が悪化することが特徴的です。過度な油っこい食事や冷たい食べ物の摂取、また不規則な生活習慣がこの体質の原因となることが多いとされています。

漢方:苓桂朮甘湯、半夏白朮天麻湯が主に用いられ、痰や湿気を排出する効果が期待されます。

ツボ:陰陵泉、豊隆は痰湿の症状を和らげるための重要なツボです。

食材:緑豆や冬瓜は湿気を取り除く効果があると言われており、また、とうもろこし、ハトムギ、もやし、こんにゃくなども痰湿体質の改善に役立ちます。

以上のように、東洋医学では体質や症状に応じて、適切な漢方やツボ、食材を選ぶことで、体のバランスを整え、症状の緩和や改善を目指します。

生活で気を付ける事

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睡眠

睡眠は体の回復時間であり、めまいの原因となる自律神経の乱れを防ぐため、質の良い睡眠を心掛けることが重要です。不規則な生活習慣や深夜の仕事は自律神経を乱す可能性があるため、できるだけ一定のリズムで睡眠をとるよう心がけましょう。また、寝る前のリラクゼーションやアロマを利用することで、より深い睡眠を促進することができます。

食事

バランスの良い食事は身体の健康を維持する上で欠かせません。めまいや体調不良の原因となる栄養の不足を避けるために、体の栄養バランスを整えることも必要です。特に、血を補う食材や、体の気を整える食材を摂ることがオススメです。また、定期的に水分補給を行い、カフェインやアルコールの過度な摂取を控えることも大切です。

リラクゼーション

ストレスは現代の生活において避けられないものですが、溜め込みすぎると体調を崩す原因となります。日常生活の中でのリラックゼーションの時間を持つことが大切です。深呼吸や瞑想、または趣味を楽しむ時間を持つことで、心と体のバランスを保つことができます。マッサージやアロマセラピーもリラックゼーションの一つとして効果的です。

まとめ

めまいは多くの人が一度は経験するもので、それを解消するための方法は一つではありません。東洋医学の視点からアプローチすることで、その原因や対策がさらにわかってきます。日常生活の中での注意点や、鍼灸、整体などの治療方法を積極的に取り入れることで、めまいを予防し、より健康で快適な日常生活を実現することができるでしょう。さらに、身体のサインをきちんと捉え、適切なケアやリラックゼーションを取り入れることで、全体的な生活の質を向上させることが期待されます。

めまい (5)

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