大阪市中央区で根本改善なら「つくし鍼灸整骨院」

こんにちは、大阪市中央区本町の自律神経専門整体、つくし鍼灸整骨院です!今回は「慢性炎症とめまい」について、その関連性や生活習慣の改善方法について詳しく解説していきます。

めまいと慢性炎症

自律神経失調症

めまいは突然の平衡感覚の喪失やふらつきとして体感される現象です。原因不明のめまいを発症する人は、カラダが炎症傾向にあることが多いと言われています。実は、このめまいの背後にはカラダの慢性炎症が関与していることがあるのです。慢性炎症とは、体内に入った異物や細菌などによって、免疫反応の働きで体中で持続的な炎症が起こっている状態を指します。

炎症がめまいにつながる流れ

慢性炎症は、時として脳にまで影響を及ぼすことがあります。特に視床下部、松果体、下垂体という「脳の窓」と呼ばれる部分は、血液脳関門を持たず、体の炎症物質が入りやすい構造を持っています。この炎症物質とは、炎症性サイトカインというもので、これが脳に取り込まれると、脳の誤作動を引き起こす可能性が高まります。この誤作動は、平衡感覚の喪失やふらつき、つまりめまいの原因となる可能性があります。

視床下部、松果体、下垂体の働き

視床下部は、体の温度や食欲を調整する中心的な役割を持ち、松果体はメラトニンの分泌を担い、私たちの睡眠リズムや生体リズムを整える役割があります。下垂体は、多くのホルモンを分泌し、体の成長や代謝、性機能などをコントロールしています。これらの重要な働きが炎症によって妨げられると、体のバランスが乱れ、疲れやすさや集中力の低下、そしてめまいの原因となることが考えられます。

気を付けるべき体の炎症2つ

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  1. リーキーガット :腸は私たちの体内の主要な消化器官として機能し、私たちが摂取する食物の栄養素を体に供給する役割を果たしています。この過程で腸は、効果的に栄養素を吸収するための重要なバリアとして機能します。このバリアは腸管上皮細胞により形成され、腸内細菌や他の有害な物質が体内に侵入するのを防ぐ重要な役割を果たしています。リーキーガットとは、このバリアの機能が低下し、腸壁の透過性が異常に高まった状態を指します。この状態では、通常体内に侵入しないはずの物質や細菌が腸から漏れ出し、血流に乗って体の他の部位に運ばれることになります。この結果、体内で炎症が引き起こされ、様々な健康問題の原因となる可能性が高まります。リーキーガットの主な原因は、不健康な食生活、過度のアルコール摂取、慢性的なストレスなど多様です。また、腸の健康とバリア機能は、腸内細菌のバランスに大きく影響されています。したがって、プロバイオティクスの摂取や食生活の改善がリーキーガットの予防や改善に役立つと考えられています。
  2. 上咽頭の慢性炎症 : 慢性上咽頭炎は、多くの人々が感じる「のどの違和感」や「痰が絡む感じ」などの症状の原因となる病態です。多くの場合、一般的な耳鼻咽喉科での検査では明確な原因が見当たらないため、このような症状を持つ患者さんはしばしば「何も異常なし」と診断されます。しかし、症状の原因となる部位は意外なことに鼻の奥、特に上咽頭にあることが多いのです。上咽頭は私たちの呼吸の道として重要な役割を果たしており、この部位が炎症を起こすと体の他の部位にも影響を及ぼす可能性があります。上咽頭は、鼻腔の後方に位置し、空気の通り道としての役割を果たしています。しかし、それだけでなく、食物や液体の通り道としても機能しています。上咽頭が炎症を起こすと、これが直接的または間接的に脳や他の器官に影響を及ぼすことが考えられます。したがって、慢性上咽頭炎への対処は、健康な生活を送る上で非常に重要となります。

炎症体質になる原因

炎症体質に傾く主な原因として、食生活の乱れや、睡眠不足、日常生活の中でのストレス、そして運動不足が挙げられます。これらは現代社会において、多くの人々が無意識のうちに陥ってしまっている問題です。

食生活のコツ

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現代の食生活は、糖質や脂質、塩分が過剰に摂取されがちです。特に加工食品や外食が増えることで、これらの摂取量が増加しています。適切な食事の摂取と炎症を抑える食事のポイント、例えばオメガ3系の油や緑黄色野菜を意識的に摂取することが大切です。

睡眠のコツ

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睡眠は、私たちの体を回復させる大切な時間です。慢性的な睡眠不足は、炎症の原因となるだけでなく、集中力や判断力の低下を引き起こすことが知られています。8時間以上の睡眠を確保し、寝る部屋を暗くして、眼の刺激を少なくすることが重要です。

運動のコツ

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適度な運動は、体の炎症を抑える効果があります。特にウォーキングやストレッチなどの軽い運動を日常に取り入れることで、慢性炎症を予防し、めまいのリスクを減少させることができます。最低でも週に1、2回は運動を意識して取り入れることをおすすめします。そして、1回につき30分程度の運動を目安にすると、適度な負荷をカラダにかけることができます。もちろん、運動の際は無理をしないことが前提となります。自分のペースで、持続可能な形で取り組むことが最も大切です。

おわりに

めまいは、生活習慣や環境の変化によって、慢性炎症がじわじわと体内で進行して起こることがあります。しかし、一度発症してしまったとしても、生活習慣を見直すことで、体のバランスを整え、再発を予防することは十分に可能です。

いままでの生活の中で気づかぬうちにカラダが慢性炎症傾向に傾いてきたかもしれません。しかし、そのサインが一気に現れることも。日常生活の中での食生活、睡眠、運動の取り組み方を見直すことで、健康なカラダを取り戻す手助けとなります。

皆様の健康的な生活の助けとなることを心から願っています。何か疑問や気になる点があれば、いつでもつくし鍼灸整骨院までご相談ください。カラダのこと、あなたの健康のこと、私たちと一緒に考えていきましょう。めまい (5)

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